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マックス・パペスキ

“スペクタクルの社会”

大阪、アート

マックス・パペスキはいまや名声を誇る国際的アーティストであり、その作品のスタイルは挑発的かつ風刺的、そして社会に関わる深いメッセージ性を孕んでいます。パ ペスキは、第二次世界大戦から今日に至るまでの歴史について考える機会をもたらしてくれます。 20世紀の多国籍企業や最高権力者たちのイメージは他者が私たちについて持つイメージにほかならないのです! ロビン・フッドの再来であるかのように、パペスキは権力者や多国籍企業、強大な権威のイメージをインターネットより盗っては、そのイメージの意味を変容させます。イメージを集め、切りとり、縫い合わせ、それまでとは異なる外観を提示していきます。作品は、登場人物たちの真の本質について深く考察する機会を私たちに与えるでしょう。パペスキが判決を下すつもりはありませんし、その願望もありません。裁判官ではなく、あくまでもアーティストの立場を利用して訴えています。彼の任務は様々なかたちから歴史を熟考し、その思考の深遠の中で事実を掘り起こす可能性を、個々の作品の中で提供することなのです。展覧会「スペクタクルの社会(La Société du Spectacle)」は昨年、京都で開催されましたが、大阪の皆さまにはまだご覧いただいていないものです。この展覧会では、イタリア文化会館 – 大阪館長ステファノ・フォッサーティが出展作品を厳選しました。国家の統治者や世界中の政治家たちの欺瞞に対するパペスキの告発という視点を共通分母として持っています。こうした統治者や政治家たちは一見、強大な権力を有し、私たちの行く先を指し示すように見えますが、実際には真の権力者たちに雇われた操り人形であり、踊らされているのです。まさにこうした理由からパペスキは、そうした男女の顔を男優や女優、歌手たちの胴体に添付することを望んだのです。それはショーの社会であり、彼らは操り人形にすぎないのだ、と私たちに伝えたいがために。企画制作: Salvatore Marsiglione, Tomoharu Aoyama e Stefano Fossati. オープニング: 11月18日〈水〉 18時

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