「グアラテッレ」は古くは500年前に誕生したと言われているナポリの伝統的な人形劇で、劇中ではイタリアの民話集『五日物語』にも記述が残っている「プルチネッラ」が活躍する。イギリスのパンチ、フランスのギニョール、ドイツのカスペルなどヨーロッパの古い人形劇のルーツともされる長い歴史を持つ。伝統的な笛と木を叩くリズムやセリフで構成され、おなかを抱えて笑ってしまう滑稽なストーリーの奥底に深い暗示が秘められている大人も子供も楽しめる人形劇。
人形劇終了後には、ジャンルーカ氏の作った人形に実際に触れることができる機会と、ささやかな立食パーティー(Aperitivo)をご用意しております。どうぞお気軽にご参加くださいませ。
ジャンルーカ・ディマッテオ
１９７０年８月、イタリア・ナポリ生まれ。プルチネッラの巨匠ブルーノ・レオーネに師事。２０００年の独立後、公演活動を始め、「プルチネラ」のほか影絵も得意とする。人形を自ら全て手作りし、自ら演じるアーティストで、身ぶりのリズム感を強調した人形操作や、スワッルズ（笛を舌の奥で鳴らす技法）を使った特殊な発声技術の優秀さが高く評価されている。彼の芸術活動は古典劇に留まらず、前衛芸術にも広がっており、様々な人形劇フェスティバルをはじめ世界中で活躍。
また、人形美術家としての評価も高く、米国アトランタの人形芸術センターに彼のプルチネッラが飾られている。
※ 入場無料・要予約（Tel:06-6227-8556, Email: corsi.iicosaka@esteri.it）