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【講演会】アレッサンドロ・ヴァリニャーノと異文化紹介の理念

日程:

15/01/2022


【講演会】アレッサンドロ・ヴァリニャーノと異文化紹介の理念

南島原市-キエーティ市友好都市提携5周年記念講演会

 

アレッサンドロ・ヴァリニャーノと異文化紹介の理念
天正遣欧使節の「対話録」が語るもの

1580年代から1600年ごろにかけてアレッサンドロ・ヴァリニャーノ(Alessandro Valignano 1539-1606)が活躍した時代は、近世ヨーロッパの世界像の拡大と日本の位置づけが確立された時期でもあった。これを背景にヨーロッパでは他民族に理解される必要性が生じ、ヴァリニャーノの構想にも天正使節がただ教皇などに布教の成果を告げるたけではなく、ヨーロッパ世界について日本に語りかけることも考えていた。使節の経験を生かして教育のきっかけとする目論みである。セミナリオに使われるラテン語の教育書として生まれた、いわゆる『デ・サンデ天正遣欧使節記』はまさしくその試みのひとつといえる。有馬城が舞台となり、 ローマ帰りの人たちは千々石ミゲルを主要な語り手として毎日一対話、日本を出たことのない親戚のレオ(有馬晴信の弟)とリノ(大村喜前の弟)に違う世界の社会・文化・宗教思想などを紹介するプロットとなっている。このことを参照しながら、大航海時代のグローバルな環境において、日本側から見た異文化接触の問題とは何だったかを問う。

 

[講師紹介]
シルヴィオ・ヴィータ(Silvio Vita)
京都外国語大学教授。ローマ生まれ。イタリア国立ナポリ東洋大学、アメリカ合衆国プリンストン大学で学位取得後、京都大学で研修。ナポリ東洋大学、ローマ大学を経て2012年より現職。2001年以降二期にわたりイタリア東方学研究所所長を務める。現在、同研究所研究企画代表、京都大学人文科学研究所特任教授も兼任。専門は文化史学、日欧交渉史。欧文著書にBuddhist Asia1・2他多数。現在はバチカン図書館所蔵、昭和前期大分にてイタリア人宣教師マリオ・マレガ神父により集められた日本近世文書群を整理、画像化するプロジェクトに参加。

Informazioni

Data: 2022 年 1月 15 日

Orario: Dalle 14:00 alle 15:30

主催 : 南島原市、イタリア文化会館-大阪

入場 : 無料


Luogo:

南島原市西有家総合学習センター「カムス」

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