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WEBコンサート『ベネデット・ルーポ ピアノリサイタル』

B. Lupo

イタリア文化会館-大阪はCIDIMの協力のもと「同世代のアーティストの中でも屈指の才能を持つ」と評されるピアニスト:ベネデット・ルーポのWEB演奏会を企画しました。

 

▶視聴はこちら:https://eventionline.net/artist_video/s264/

 

ベネデット・ルーポは、1989年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで世界中の注目を集め、それをきっかけに、イヴ・アベル、ウラディーミル・ユロフスキ、スタニスラフ・コチャノフスキー、ベルナール・ラバディ、フアンホ・メナ、ケント・ナガノといった有名な指揮者の招待で、フィラデルフィア管弦楽団、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ロサンジェルス・フィルハーモニック、ボルティモア交響楽団、モントリオール交響楽団、シアトル交響楽団、バンクーバー交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ハレ管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、スペイン国立管弦楽団、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団等の欧米の主要オーケストラと共演。

精力的に演奏活動を展開し、リンカーン・センター(ニューヨーク)、サル・プレイエル(パリ)、ウィグモア・ホール(ロンドン)、ベルリン・フィルハーモニー(ベルリン)、パレス・オブ・ファインアーツ(ブリュッセル)等の世界の主要ホールや、タングルウッド音楽祭、イスタンブール国際音楽祭、エネスク国際フェスティバル(ブカレスト)、チボリ・フェスティバル(コペンハーゲン)等の国際フェスティバルにも定期的に出演している。
2018-19シーズンのハイライトの中では、RTVE交響楽団(マドリッド)との初舞台や、マントヴァ室内管弦楽団とのコンサートツアーでサリエリ、モーツァルト、ベートーヴェンを演奏したこと、ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」を演奏し大喝采を浴びたロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とのコンサート、ドビュッシーの100周忌にワシントンのナショナルギャラリーで開催された演奏会をはじめ、イタリア国内外で開催されたドビュッシーに捧げるモノグラフィックリサイタルが記憶に残る。カナダのル・デヴォワール紙は「ベネデット・ルーポのドビュッシー・リサイタルは、官能的で絶対的に卓越したサウンドの音楽体験」、ワシントンポストは「ルーポの解釈・演奏は、予測可能性や単調なルーティンから解き放たれた完全に個人的なものであり、瞑想的で新鮮だ。演奏会全体を通して、聴衆は、音楽を演奏するための最良の方法が供えられた恍惚の沈黙の中で彼の演奏を聴いた」と報じた。
さらに、2019年、ルーポは、ミラノ・カルテット・ソサエティや、スタニスラフ・コチャノフスキーが指揮するサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団に戻った。
欧米の多数のラジオ、テレビの収録に加え、TELDEC、BMG、VAI、NUOVA ERAレーベルで多数のCDをレコーディングし、また、ARTSレーベルからシューマンのピアノ協奏曲をリリースしている。2005年にはHarmonia Mundiからニーノ・ロータの「Concerto Soirée」(夕べの協奏曲)の新録音をリリースし、「ディアパゾン・ドール」をはじめ国際的な賞を多数受賞した。
ベネデット・ルーポは、南イタリアのバーリ市に生まれ、同市でミケーレ・マルヴッリ、ピエルルイジ・カミーチャのもと音楽の勉強を始める。その後、マリサ・ソンマ、セルジョ・ペルティカローリ、アルド・チッコリーニに師事し、カルロ・ゼッキ、ニキタ・マガロフ、ホルヘ・ボレット、マレイ・ペライアのマスタークラスに参加。13歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番でデビューした後、「コルトー」、「ロベール・カサドシュ」、「ジーナ・バッカウアー」を含む数多くの国際コンクール、そして、1992年のテレンス・ジャッド賞(ロンドン)で認められた。
ベネデット・ルーポは幅広いレパートリーを持つピアニストで、室内音楽と教育活動にも精力的に取り組んでいる。重要な国際機関でマスタークラスを開催するほか、有名な国際ピアノコンクールの審査員として招聘されている。また、2013/2014年度からサンタ・チェチーリア国立アカデミアの研修コースで教鞭を執り、2015年12月より主任講師をつとめる。

  • 主催: Istituto Italiano di Cultura di Osaka, CIDIM