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大川-ポルデノーネ姉妹都市提携35周年記念WEBコンサート『アンツォヴィーノ&ファセッタ ライブ』

AnzovinoFassetta

本日、2022年9月19日、大川市とポルデノーネ市は姉妹都市提携35周年を迎えました。それを記念し、大川・ポルデノーネ両市の協力のもと、世界で活躍するポルデノーネのアーティスト:レモ・アンツォヴィーノ(ピアノ)とジャンニ・ファセッタ(アコーディオン)によるWEBコンサートをお届けします。

このWEBコンサートには、ポルデノーネの美しい街の風景映像が挿入されるほか、木工家具で知られる両市市長の友好の挨拶が含まれます。

 

▶コンサートの視聴はこちらをクリックください。

 

出演
レモ・アンツォヴィーノ(ピアノ)
ジャンニ・ファセッタ(アコーディオン)

レモ・アンツォヴィーノ
1976年ポルデノーネ生まれ。幼くしてピアノを始め、すぐに作曲と楽器編成法の知識を深めた。24歳でボローニャ大学法学部を卒業、刑事弁護士となる。
映画音楽、テレビ番組のサウンドトラック、CM音楽など、その活動は多岐にわたり、国内外で高い評価を受けるとともに、現代音楽界でもっとも革新的な作曲家、ピアニストと考えられている。2016年よりヤマハ・ミュージック・ヨーロッパのアンバサダー・アーティスト。
ピアノソロとしての初めてのアルバムは、2006年にリリースした「Dispari」で、その後、「Tabù」(2008)、「Igloo」(2010)、「Viaggiatore immobile」(2012)、「Vivo」(2013)を発表。ライブアルバムの制作や、「L’alba dei tram – dedicato a Pasolini」(2015, 路面電車の夜明け-パゾリーニに捧げる)や、ロイ・パーチとの「Fight for Freedom: Tribute to Muhammad Ali」(2017, 自由への闘い-モハメド・アリに捧げる)など、著名アーティストやアスリートに捧げた作品制作を積極的に行っている。
2017年にリリースしたアルバム「Nocturne」は、国際色豊かな作品で、人間の孤独、現代社会が抱える矛盾とともに、人生の素晴らしさを追求している。
また、2017年9月に公開された映画「Canto alla durata – omaggio a Peter Handke」 (時の流れの詩-ペーター・ハントケへのオマージュ)の音楽を担当。映画「ヒトラーvs.ピカソ 奪われた名画のゆくえ」(Hitler contro Picasso e gli altri)、「Van Gogh. Tra il grano e il cielo」(ゴッホ-小麦と空の間で)でも音楽を手がけた。
2018年にはロンドン・ジャズ・フェスティバルに招聘される。2019年には、東京、大阪、ワシントン、シカゴ、ニューヨークでコンサートを開いた。同年、フリーダ・カーロを描いた映画「Frida. Viva la vida」(フリーダ 人生を生きる)の音楽を担当し、同名のサウンドトラックCDがリリースされた。
2019年には、上記「ヒトラーvs.ピカソ 奪われた名画のゆくえ」、「ゴッホとヘレーネの森 クレラー=ミュラー美術館の至宝」「Frida. Viva la vida」に「Le ninfee di Monet」(モネの睡蓮)、「Gauguin a Tahiti」(タヒチのゴーギャン)を加えた「La Grande Arte al Cinema」(映画で観る偉大な芸術)シリーズ5作品の映画音楽の作曲に対し、イタリア映画記者組合が選ぶ映画賞「ナストロ・ダルジェント賞」(銀のリボン賞)の作曲賞を受賞した。
彼の音楽はアリタリア航空やブルガリといった企業の広告や、いくつもの有名なテレビ番組でも使用されている。

現在、ピアノソロコンサートのほか、美術評論家のマルコ・ゴルディンとともに印象派をテーマにした公演などを精力的に行っている。

ジャンニ・ファセッタ
ポルデノーネ県モンテレアーレ・ヴァルチェッリーナ村生まれ。ヴェネツィアの高名な音楽指導者:エリオ・ボスケッロの指導のもと6歳でアコーディオンを始める。ボスケッロいわく、ファセッタは幼少の頃よりその天性の技術力と楽曲を容易に解釈する素質、そして熱い音楽性で既に他とは一線を画していた。その後、フリードリヒ・リプスやウラジミール・ズビンスキーの研鑽コースを受講。イタリア国内外の15のコンクールで1位になり、RAIテレビの国内・海外向けの収録に参加。イタリアおよび海外(アルゼンチン、オーストリア、カナダ、フランス、ドイツ、日本、パキスタン、ポルトガル、チェコ、ルーマニア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、ハンガリー)で精力的に演奏活動を展開。ファセッタの音楽的名声を確かなものにしたのはアルゼンチンでの演奏ツアーで、ラウラ・エスカラーダ・ピアソラ(アストル・ピアソラの3番目の妻)の前で演奏したコロン劇場(ブエノス・アイレス)公演では、ピアソラ夫人と評論家により「最高のアストル・ピアソラ弾きのひとり」と評された。
多様なレパートリーの音楽に対応できることでも定評のあるファセッタは、カレイデュオからレモ・アンゾヴィーノ・トリオまで国際的に有名な様々なアーティストたちと色々な構成で定期的に共演している。レモ・アンゾヴィーノ・トリオとの約100回のコンサートは大喝采を浴び、大きなインパクトを与えた。また、2009年7月31日のフォルテ・ディ・マルミでのコンサート以来、ファセッタはロベルトベニーニ監督・主演の「ライフ・イズ・ビューティフル」のサウンドトラックでアカデミー作曲賞を受賞したニコラ・ピオヴァーニの音楽プロジェクトに参加している。
2000年には詩人:ジュゼッペ・マラッティア・デッラ・ヴァッラータのテキストに基づいて自身が作曲したオリジナル曲を収録したCD「Evocazioni」を公表。2002年にはアストル・ピアソラの楽曲をテーマにしたCD「Reflejo」をリリース。その他、現代の有名な作曲家たちの様々な作品にプレイヤーとして参加・貢献している。現在はソロとカレイデュオの2つの新しい録音に取り組んでいる。
2000年、レンツォ・マルティネッリ監督の「プロジェクトV 史上最悪のダム災害」のサントラ用にアコーディオンと弦楽四重奏団のための楽曲を2曲作曲し、それは現在、ミラノのレコード会社Sugar Musicから発売されている。
ファセッタの感性とスタイルはトリエステ出身のダニエレ・ザネットヴィッチ等の現代の作曲家たちに高く評価されている。ザネットヴィッチはファセッタのためにアコーディオンの曲を書き下ろしている。
2011年より、ファディエシス音楽協会がポルデノーネ-マテーラ間で開催するファディエシス・アコーディオン・フェスティバルの芸術監督を務める。
日本を代表するアコーディオン奏者:Cobaとは彼のイタリア留学時代から親交がある。

  • 主催: イタリア文化会館-大阪
  • 協力: 大川市、ポルデノーネ市、New Age Productions