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ビデオ講演会 「パゾリーニと若者話し言葉」

Prof Doi Pasolini

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第22回世界イタリア語週間 

特別後援:イタリア共和国大統領

 「青少年のイタリア語」

 

「世界イタリア語週間」はイタリア語のさらなる普及を目的に、イタリア外務・国際協力省が毎年10月に全世界で展開するイベントで、第22回を迎えます。

今年のテーマ 「青少年のイタリア語」に沿った企画のひとつとして、生誕100年を迎えるパゾリーニと若者の話し言葉についてのオンライン講演会をお届けします。

 

▶視聴ページは こちら です。

 

映画作家パゾリーニを人類学及び語学的観点から論ずるにあたって、日本でのパゾリーニ研究に非常に精通されている土肥秀行教授が、とりわけ次の二つの特徴的時代に焦点をあてて解説します。

– 1950年代終わりから60年代初め頃の若者たち –

一つめの注目すべき時代は、彼の初監督作品 Accattone (1961) 以前の、いわゆる パゾリーニ形成時代 – 小説作品 ragazzi di vitaを経て、様々な若者の熱き青春映画、 Milano Nera (1963)、 La notte brava (1959)、La giornata balorda (1960) 等への協力を依頼され、参加していく時代です。

もうひとつの注目すべき時代では、イタリア語をとりまく言語論争時代の頃の社会学者、構造主義者としてのパゾリーニが果たした役割をみていきます。

 

■プロフィール

土肥秀行 Hideyuki DOI / 1973年東京生まれ。

ボローニャ大学イタリア文学科で博士号取得。20世紀初頭のイタリアと日本の前衛研究に従事。

単著にInterlinee: studi comparati e oltre (Cesati, 2021)(『インターライン―比較文化その他』)L’esperienza friulana di Pasolini. Cinque studi (Cesati, 2011)(『パゾリーニのフリウリ体験』)、共編著に『教養のイタリア近現代史』(ミネルヴァ書房、2017 年)がある。

現在は東京大学大学院人文社会系研究科准教授。

  • 主催: Istituto Italiano di Cultura di Osaka