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イタリアの文化と日本

la civilta italiana in giappone

日本におけるイタリア学の歴史
<編>ジョヴァンニ・デサンティス、土肥秀行  <監修>イタリア文化会館-大阪

本書の着想は次の見解にもとづく。明治以降の日本におけるイタリア文化の存在感と影響力について、歴史意識と批評眼をもって迫った概略書はないのではないか、というものである。

この欠落を埋めるのは、これまで論集や研究誌に発表されてきたような単体の研究では難しいであろう。

本書は、特定の時代と社会の文脈にむけられた批判的分析のための材料を提供しようと努める。さらには、日本におけるイタリア文化の重要性(土肥氏が言うところの「本質性」)を確認する手段であろうとする。

本書の出版を記念し、執筆者のうちの4人:土肥秀行(東京大学)、菊池正和(大阪大学大学院)、國司航佑(立命館大学)、高田和文(静岡文化芸術大学)が本書について語ります。

 

目次
序 (ジョヴァンニ・デサンティス)
第1部 文学
第1章 ダンテからルネサンスまで─人文学と翻訳の使命 (原基晶)
第2章 啓蒙主義とロマン派 (霜田洋祐)
第3章 ファシズム期と戦後 (菊池正和)
第4章 女性の言葉による世界 (山﨑彩)
第2部 思想
第5章 中世から初期人文主義まで (星野倫)
第6章 ルネサンスと近世 (フランチェスコ・カンパニョーラ)
第7章 新観念論から現代思想まで (國司航佑)
第3部 芸術
第8章 美術─美術史教育と美術史研究、コレクション、展覧会 (石井元章)
第9章 音楽─イタリア音楽の二つの顔、音の学と楽 (森田学)
第10章 映画─イタリアン・スペクタクルの衝撃 (石田聖子)
第11章 演劇─ピランデッロからフォーまで 近代演劇の革新者たち (高田和文)
イタリア文化の本質性―あとがきにかえて (土肥秀行)

 

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  • 主催: IIC Osaka