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【講演会】 ジャコモ・プッチーニの現代性

伝統の継承と変革の歩み

聴衆に近づくこととイメージの重要性を理解していた極端な現代人(FacebookとInstagramが出現のずっと前)!そして、おそらくプッチーニが最初に日常生活の本人のプライベートシーンの瞬間をビデオで撮られる等、興味をそそられたみ二面性を持った人でありました。芸術に興味を持ち、人生を愛し、美しい女性、速い車、葉巻 、テーラーメイドの服等を好む当時の時代男。ボルサリーノとトスカーナの葉巻姿を写真に撮らせるなど、今で言うブランデッド・コンテンツを発信していました。

そしてプッチーニは、ヴェルディがイタリアオペラにもたらした変革を継ぎ、その「国際化」に貢献しました。変革を進めていくためには、それまでの伝統を重んじ、深く認識することが重要であるのが彼の考えでありました。プッチーニが書いた美しい旋律は、まさに、イタリアオペラの伝統を受け継いだものであり、叙情的で親しみやすい作品は多くの聴衆の心を捉えたのです。

彼はヴェルディの歌劇「オテロ」の遺産と近代化を受け継ぎ、形、旋律、ハーモニー、ライトモティフの使用等に手がけ、又フランスとドイツのオペラからの影響を受け、イタリアのオペラを国際化しました。

最初にヨーロッパのオペラを確立した作曲家とも言えます。

これがジャコモプッチーニです。(ベアトリーチェ・ヴェネツィ)

◆ 場所
イタリア文化会館-大阪
大阪市北区中之島2-3-18
中之島フェスティバルタワー17階

◆ お問い合わせ・お申し込み
イタリア文化会館-大阪
Tel : 06-6227-8556 / Mail:info.iicosaka@esteri.it

ベアトリーチェ・ヴェネツィ Beatrice Venezi

2017年よりイタリア/プッチーニ音楽祭首席客演指揮者、2016年よりエレバン/アルメニア国立放送交響楽団副指揮者及びナポリ/オーケストラ・スカルラッティ・ヤング首席指揮者を務める。

1990年に生まれ、2015年ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で指揮を学び首席で卒業。
これまでオーケストラとの共演は2018年3月にソフィア・フィルハーモニー管弦楽団、2017年12月にウクライナ国立放送交響楽団と共演のほか、ステイト・ユース・オーケストラ・オブ・アルメニア、ヌオヴァ・オーケストラ・スカルラッティ、ルッカ・フィルハーモニー管弦楽団等、イタリア国内のオーケストラを積極的に指揮。オペラは2018年3月にクロアチア国立劇場で「ファルスタッフ」、2017年にはジョージア国立歌劇場で「カルメン」、リボルノのゴルドーニ劇場ではトスカーナ管弦楽団と「マノン・レスコー」、プッチーニ音楽祭で「トゥーランドット」を指揮。2015年にはフィレンツェ五月音楽祭で「キャンディード」の副指揮を務める。新鋭女性指揮者としてヨーロッパを中心に活躍が期待されている。

  • 主催: Istituto Italiano di Cultura di Osaka
  • 協力: Fondazione Italia Giappone, Fondazione Puccini