会場:香川県高松市六条町696-1
プログラム
P.P.ライモンド:
「Libro de Sonate Diverse, Como, 1601」
Cassandra/Recercata/Balletto/Toccata/Volta in batteria/Brando
J.H.カプスペルガー(1580年 – 1651年)
「Libro Primo d’Intavolatura di Lauto del Sig Gio:Girolamo Kapsberger, Nobile Alemano, In Roma 1611」
トッカータ I
コッレンテ II
トッカータ V
ガリアルダ
G.A.ドーニ (sec. XVII)
「Libro di Leuto 」
チャッコーナ
パッサカリア
コッレンテ
A.ピッチニーニ(1566年 - 1638年頃)
Aria di saravanda in varie partite
G.Z.ロマーノ (1664年 - 1721年)
ソナタ IX
A.ヴィヴァルディ (1678年 - 1741年)
ソナタ
プロフィール:
1965年、イタリア・サヴォーナ生まれ。ロンドン王立音楽院にてリュートをヤコブ・リンドベルイに師事、同音楽院卒業。その後、パヴィーア高等音楽院“F. ヴィッタディーニ”においてリュートの上級ディプロマ取得。ホプキンソン・スミス、ポール・オデットらに師事。1980年より通奏低音奏者およびソリストとして国際的に活動。ヤコブ・リンドベルイ率いるリュート・オーケストラ“ドデカコルドン”のメンバーとして、エンリコ・ガッティ(バロック・ヴァイオリン/ 指揮)、ガエターノ・ナジッロ、パトリツィア・パーチェ、マルグリット・ブーフベルガーら多くの古楽奏者と競演を重ね、ソロ活動についても、イタリア国内(ミラノ、ボローニャ、パルマ、トリノ、ジェノヴァ、カリアリ、シラクーザ等)ほか、イギリス、スペイン、オランダ、ブルガリア、フィンランド、南アメリカ、中国などで行い、初来日となる2015年には、京都、大阪でリサイタルを行い、好評を博している。ほか、ユトレヒト“リュート音楽祭”、ピエモンテ音楽週間、パリ第4大学ソルボンヌ&フランス国立学術センター共催“国際バロック芸術フェスティヴァル”、テネリーフェ宗教音楽祭等から定期的に招聘されている。
彼の演奏は、イタリア国営放送ラジオ(RAI2、RAI3)、ブルガリア国営放送で取り上げられているほか、RCA、ボン・ジョヴァンニ、タクトゥス、カリオペ、ケンタウルス・レコード等CDに多くの録音を行っている。なかでもド・ヴィゼのリュート作品の世界初の全集CD(ブリリアント・クラシックス、2011/2015)は高い評価を受けている。
音楽学領域の研究においても、16世紀のリュート奏者ガブリエーレ・ファッラメーロの作品(1584)の発見などを行い、数多くの研究発表を行っている。サヴォーナ/アレッサンドリア国際古楽祭監督、プラート古楽祭、ラヴェッロ古楽祭講師ほか、パンパラート音楽祭ではチェンバロ奏者・指揮者オッターヴィオ・ダントーネのアシスタントとしてアンサンブル指導を行う。1993年より2000年までアレッサンドリア音楽教育学会(s.i.e.m)会長として音楽教育にも関わり、現在は、アレッサンドリア音楽院“A.ヴィヴァルディ”古楽科教授、およびカンポバッソ音楽院“L.ペロージ”において後進の指導にあたっている。