バイオリンリサイタル
プログラム: ヨハン・ゼバスティアン・バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲(マウロ・イウラート & 高瀬葵子) フェリックス・メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 第3楽章(渡辺紗蘭) カミーユ・サン=サーンス: ヴァイオリン協奏曲 第3番 作品61 第1楽章(森佳菜子) パブロ・デ・サラサーテ: カルメン幻想曲 Op.25(伴由紀) エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト: ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35 第1楽章 (河村真央) カミーユ・サン=サーンス: ロンド・カプリチオーソ(高瀬葵子)申し込みマウロ・イウラート、ヴァイオリン1977年イタリア、トリノ市生まれ。4才よりピアノを初め、9才よりエレナ・グイッツァルディ教授のもとヴァイオリンを習い始める。学生時代はヴァイオリンの最優秀生徒として数々の賞を受賞し、一般の学問でも秀でた成績を得る。トリノのジュゼッペ・ベルディ国立音楽院にてマッシモ・マリン教授に師事し、1997年に同音楽院を通常より一年早く最優秀成績で卒業、同年に「デ・ソノ」音楽協会より奨学金を得て、フランコ・グッリ、コッラード・ロマーノ、サルヴァトーレ・アッカルドなど著名なヴァイオリニストのもとで学ぶ。1998年6月にウィーン国立音楽大学に入学、2003年3月までミヒャエル・フリッシェンシュラーガー教授のもとで更に技術を磨く。ストレーザ、トルトーナ、ビエッラ、ヴィットリオ、ヴェネトなど数々の国立及び国際コンクールで優勝を果たす。その後オーストリア、イタリア、ヨーロッパ全土、日本、カナダ、アメリカでの演奏会においても成功を収め、ソリストとしては、ザグレブのオーケストラや国立モルドヴァ管弦楽団、韓国室内管弦楽団のメンバーとしても精力的に演奏活動を行う。イタリア人ピアノ奏者ジュゼッペ・マリオッティ氏とのデュオとしての活動は1998年より始めるが、来日後にUniDuo(ウニドゥオ)を結成し、日本国内、イタリア、オーストリアなどの演奏会にて成功を収め、観客だけでなく評論家よりも絶賛されている。2枚のアルバム「Un Album Italiano – 伊太利亜の音/音の伊太利亜」「Un Album Romantico – 名器の美音に抱かれて」を収録。1999年からアンサンブル・サリエリ・ウィーンの首席ヴァイオリン奏者を務め、「フォネ」レーベルより2枚のオラトリオが収録される。 2002年にウィーン音楽演劇大学とトリノ市にある「ラ・ヌオヴァ・アルカ」音楽協会と共にWTV (ヴィーン・トゥリン・ヴィルトゥオージ)国際室内楽団を結成、定期的な活動を勢力的に続けている。イタリアの「チェルボ国際室内楽祭」カナダの「オーフォード・フェスティバル」などの音楽祭に参加、好評を得る。 2003年4月から2009年3月まで、ウィーン国立音楽大学と徳島文理大学音楽学部との間で交わされた協力提携プロジェクトに従い、徳島文理大学音楽部のヴァイオリン科、客員准教授として着任。またイタリア及び日本にて定期的にマスタークラスを教え、ザルツブルグ国立モーツァルテウム大学のサマーアカデミーではフリッシェンシュラーガー教授と共に講師を務めている。 2006年よりアンサンブル神戸のコンサートマスターを務め、2007年1月より大阪フィルハーモニー交響楽団にコンサートマスターとしてゲスト出演を重ねる。数多くのコンサートに出演しテレビやラジオにも放送される。その他、東京交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢にもコンサートマスターとしてゲスト出演。2012年からは兵庫芸術文化センター管弦楽団ゲストコンサートマスター。 2014年11月TEDxYouth@Kobeにスピーカーとして出演。 2015年4月より相愛大学音楽学部講師。同年ポップデュオ「ゆず」の「OLA!」に共演、ヴァイオリン演奏とプロモーションビデオやテレビに出演。 ヴァイオリンは本人が所有する1690年ジョッフレード・カッパ作の「コッラ・デッラ・キエーザ」と、G・ルッキ特別製作の弓を使用。沼光絵理佳、ピアノ東京芸術大学音楽学部付属音楽高等学校及び東京芸術大学を経て、これまでにピアノを池川礼子、武田真理、多美智子、多紗於里の各氏に、室内楽を故Goldberg山根美代子氏に師事。以来国内外のコンクールにて多数入賞、オーケストラと共演。NYにて、アリーシア・デ・ラローチャ女史のレッスンを受け、ラローチャ女史のコンサートのオープニングアクトを務める他、05年、東京・サントリーホールにてリサイタルを開催。07年よりフジテレビ系ドラマ及び映画、「のだめカンタービレ」の音楽演奏及び作曲、CD収録に参加。アニメ版では全編吹き替えをしている。「題名のない音楽会」出演、TVCMのレコーディングや国内オーケストラ、室内楽等の共演ピアニストとしても活動している。