DIM イタリアと出逢う12月
世界各国で翻訳されたジョルジョ・プレスブルゲルの同名タイトルの短編集から生まれた本作。原作者自身が主人公とナレーターをつとめている。人間と文化とホロコースト…原作者自身の内に存在する終わりなき旅を描き語る。2世紀にわたる中部イタリアの家族の話の中には登場するのはカール・マルクス、ハインリヒ・ハイネ、メンデルスゾーンであり、『赤い靴』の映画人エメリック・プレスバーガーといった歴史上の人物たち。ヨーロッパ大陸の一部を成すイタリアという国が抱える深い歴史に思いをいたすきっかけとなる作品。2015年ローマ国際映画祭で正式上映され絶賛された。監督・脚本:マウロ・カプート Mauro Caputo1974年トリエステ生まれ。映画監督・プロデューサー。2013年、RAIで放送され た、ジョルジョ・プレスブルゲルとのコラボ・ドキュメンタリー『メッサッジョ ・ペル・イル・セコロ』監督・プロデューサー。脚本・監督・プロデューサーを 務めた監督2作目となる本作は2015年にルーチェ・チネチッタ配給で公開。