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DIM 音楽 2015: “All’italiana”:イタリアの18世紀の音楽、フェスタ・ルスティカ・アンサンブル | 中田 聖子

DIMイタリアと出逢う12月

フェスタ・ルスティカ・アンサンブルフルート奏者・チェロ奏者・オーケストラ指揮者のジョルジョ・マッテオーリは1992年以来、自らDuo創設した古楽器によるバロック音楽アンサンブル「フェスタ・ルスティカ」のソリスト兼指揮者として、コンスタントに活動している。すでに20年以上のキャリアを持つこのアンサンブルはイタリア国内の主要な音楽祭(トリノの9月音楽祭、オラトリオ・デル・ゴンファローネ祈祷所のチェンバロフェスティバル、ローマの「グランデ・ムジカ・イン・キエーザ」、オルタ湖古典音楽フェスティバルなど)、およびフランス、スペイン、モナコ・モンテカルロ、ドイツなど諸外国のフェスティバルに参加するかたわら、有名な、あるいは埋もれたバロック音楽作品の再発掘を中心とした精力的なレコーディング活動を「アゴラ」「ムジカイマージネ」「ガウデアムス」など数多くのレーベルから展開し、イタリア国内外の批評家たちから異口同音に賛辞をもって迎えられる。うち特筆に値するのはナポリ出身の作曲家フランチェスコ・マンチーニの傑作「フルートと管楽器のためのコンチェルト集」(1725年)のレコーディングで、米国随一のレコード評論誌『ファンファーレ』の「The Want List 1995(1995年必聴盤)」に選出され、のちに完全盤も制作された。中田 聖子相愛大学音楽学部器楽学科卒業。ワルシャワ・ショパン音楽院(現ショパン音楽大学)にて研修。国内外の演奏家よりチェンバロと通奏低音を学ぶ。関西を拠点に、東京、名古屋、広島、石川、福岡など各地において演奏活動を行っている。2003年よりリサイタルを毎年度開催。これまでにJ.S.バッハの「パルティータ」全曲演奏会、「フランス組曲」全曲演奏会、「ゴルトベルク変奏曲」を含むオールバッハプログラムのほか、17世紀作品からバッハが受けた影響を伝えるプログラムなどでの公演を行ってきている。その演奏には「安定した高い技巧」「躍動感ある演奏」と定評があり、新聞や音楽誌「音楽の友」の演奏評でも高い評価を受けている。通奏低音奏者としても古楽奏者、古楽歌手、モダン楽器奏者との共演多数。2012-13年に上野の森美術館を皮切りに各地で開催された「ルドゥーテの『薔薇図譜』展」のBGM演奏を手がけ、CD「ルドゥーテのためのチェンバロアルバム『愛の神殿』」をリリース。2005-6年度エリザベト音楽大学同大学院非常勤講師を勤める。日本音楽学会正会員。日本チェンバロ協会正会員。日本イタリア古楽協会会員。DIM-Osaka 2015演奏曲目:アントニオ・ヴィヴァルディ:トリオ・ソナタ ニ短調 「フォリア」 Op. 1, No. 12, RV 63ダリオ・カステッロ:「現代的なソナタ・コンチェルターテ」ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:2本のリコーダーと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV 1039フランチェスコ・バルサンティ:リコーダー・ソナタ集 Op.1 第2番トマス・モーリー: “Il Doloroso” と “Go Yee my canzonets” per due flauti da “Canzonets to two voyces” 1595ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル: フルートソナタ ヘ長調 作品1 HWV 369マルコ・ウッチェリーニ:いくつかのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ、アリアとクーラント 作品3 “Aria sopra la Bergamasca”ジュゼッペ・サンマルティーニ:トリオ・ソナタ ニ短調 第6番

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