アンドレア・チェンタッツォ 「生命のサイクル2022 ピエル・パオロ・パゾリーニに捧ぐ」
20世紀の映画史に大きな足跡を残したピエル・パオロ・パゾリーニの生誕100年を記念して、パーカッショニストのアンドレア・チェンタッツォがパゾリーニに捧げた独占ライブをお届けします。
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アンドレア・チェンタッツォ
1948年、ウディネの弁護士の家庭に生まれる。家族からは、同じく弁護士の道を歩むことを希望されていた。
1971年にベルンのスイス・ジャズ・スクールへ入学。ピエール・ファーヴル、ステュ・マーティン、ぺーター・ギーガーらとともに学ぶ。在学中、自身を急激かつ根本から変えることとなるパーカッションの独創的・革新的な奏法を習得する。
イタリアに帰国してすぐの1972年から1976年には、ジョルジョ・ガズリーニと演奏を行う。1976年、イクトゥス・レコードを設立。収録を行ったアーティストには、ジョン・ゾーン、スティーブ・レイシー、アルヴィン・クラン、ドン・チェリー、レスター・ボウイ、エヴァン・パーカー、アンソニー・コールマン、デレク・ベイリー、トニー・オクスレイ、ポール・リットン、ポール・ローヴェンス、ピエール・ファーヴル、ヴィニー・ゴリア、マーク・ドレッサー、パオロ・フレス、袁リコ・ラーヴァ、デイヴ・バル、ジーノ・ロベアー、ラリー・オクス、ジャンカルロ・スカッフィーニ、ヘンリー・カイザー、エリオット・シャープ、フレッド・フリス、アルベルト・マンゲルスドルフ、フランツ・コーグルマン、テオ・ユルゲンスマン、ペリー・ロビンソン、クリストフ・カスケル、ジョン・カーター、アンドリュー・シリル、バリー・アルトシュル、ロル・コックスヒル、スティーブ・スウェル、ジョン・ラスキン、ロヴァ・サクソフォン・カルテット、ステファン・ドゥルーリーらが挙げられる。
1970年代後半には、ジョン・ゾーン、トム・コラ、ユージン・チャドボーン、近藤等則らとともにニューヨーク・ダウンタウン・ミュージックシーンの牽引者の一人となり、その音楽が多くのアルバムに収録された。
音楽エッセイ8作品の執筆のほか、60以上のアルバムを発表、また、様々なジャンルの楽曲350作品以上を作曲した。2012年にはボローニャ大学図書館にて自身の作品全て所蔵した「アンドレア・チェンタッツォ文庫」を開設した。