第7回世界イタリア料理週間記念プログラム
「イタリア料理概論」
講師:長本和子
メッセージ
イタリアはすべての面で多様かつ多彩です。とても1週間では見きれない魅力のひとつである料理に焦点を当て、成り立ちと多様多彩なる理由を解説し、前のひと皿を「歴史という縦軸」と「郷土という横軸」から読み取る方法をご紹介したいと思います。
企画紹介
「イタリア料理は郷土料理の集合体である」、「イタリア料理はフランス料理の起源である」と言われています。一方は素朴な料理を指し、一方では洗練された料理を指します。一見矛盾した二つの言葉ですが、これを「歴史という縦軸」と「郷土という横軸」という視点から説明し、イタリア料理の全体像を明確にします。
動画は、イタリア文化会館-大阪のイベント特設サイト「IIC OSAKA Eventi Online」にて公開中です。視聴リンクはこちら。
長本和子(ながもとかずこ)
イタリア料理研究家、料理教室「マンマのイタリア食堂」主宰、日伊協会常務理事。日本イタリア料理協会機関紙ACCI元編集長。
青山杉作記念俳優養成所卒業後、劇団青年座に在籍し女優として活動。イタリアペルージャ外国人大学とイタリア国立ホテル学校カテリーナ・デ・メディチに留学。料理通訳を経てプロの現地料理研修を行うict食文化企画を設立。ついでイタリアソムリエ協会ピエモンテ支部と共にイタリアプロフェッショナルソムリエの資格取得のための研修を企画。研修生は450人ほどにおよぶ。現在は日本イタリア料理協会のシェフを中心にプロに向けたイタリア食文化の講演やセミナーリオを発信している。著書「シチリア海と大地の味」日高良実氏と共著(文化出版局)、「イタリア野菜のABC」(小学館)共著「イタリアのテリトーリオ戦略」(白桃書房)「小説 イタリアの小さな出来事」(イタリア好き委員会)。