至高の耽美LOOKを誇るイタリア映画の巨匠ルキノ・ヴィスコンティ。
ネオレアリズモの先駆的作家とされる彼の耽美的作風への転換点ともなった作品『山猫』の公開60年を記念して、チネテカ・ディ・ボロー ニャによる4K復元版を上映します。
チネテカ・ディ・ボローニャとイタリア文化会館-大阪との連携プログラム。
第15回京都ヒストリカ国際映画祭
チネテカ・ディ・ボローニャ – ボローニャ復元映画祭とイタリア文化会館–大阪の連携による、『山猫』公開60年記念の特別上映会
▶ ルキーノ・ヴィスコンティ監督『山猫』(1963)4K修復版
[シアター上映] 2024年1月26日 (金) 10:30~
あらすじ
統一戦争に揺れるイタリア。シチリアを統治する名門貴族の当主・サリーナ侯爵は、自分たちの時代の終焉が近いことを感じていた。一方、甥のタンクレディは革命軍に参加し、新興ブルジョワの娘・アンジェリカと恋に落ちる。そして、新旧交代の大舞踏会が幕を開ける。クライマックスは映画本編の3分の1を占める舞踏会シーン。撮影には36日間をかけ、メインキャスト20人を含む総勢240人の俳優が撮影に挑んだ。2010年、マーティン・スコセッシ設立のザ・フィルム・ファンデーションとグッチの資金提供により、1万2千時間をかけて視色したフィルムが復元された。
監 督 ルキーノ・ヴィスコンティ
出 演 バート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレ
イタリア、フランス| 1963| 187min| イタリア語| 日本語字幕|
* 詳細はヒストリカ公式ホームページをご覧ください
©The Leopard _ 1963 Twentieth Century Fox Film Corporation
◆『山猫』アフタートーク
『山猫』のシアター上映後、チネテカ・ディ・ボローニャのCarmen Accaputo女史に『山猫』およびチネテカ・ディ・ボローニャの活動について語っていただくアフタートークを予定しています。
日時:2024年1月26日 (金)、 『山猫』(1963)4K修復版 上映後(*上映: 10:30~)
登壇者:カルメン・アッカプート[チネテカ・ディ・ボローニャ]
*トークイベントへのご参加は、当該上映チケットをお持ちの方が対象となります。詳細はヒストリカ公式ホームページをご覧ください。
カルメン・アッカプート [チネテカ・ディ・ボローニャ]
チネテカ・ディ・ボローニャ(イタリア)にて視聴覚遺産利用ならびに映画コレクション普及事業を担当。2001年よりシネマテークの映画部門にて、映像の保存と目録作成を行う。ボローニャ大学(イタリア)にて映画史、パリ第8大学サン゠ドニ(フランス)にてサイレント映画史と映画保存・復元を専攻。