京都文学レジデンシーは、京都の複数の大学が主導し、他の官民団体と協力して、2022年に誕生した国際的なライティング・レジデンシー・プログラムです。
2024年は、10月いっぱいの間、さまざまな国籍の作家10人が京都に滞在し、公私にわたる会合で執筆や議論を行います。
イタリア文化会館-大阪は、「世界イタリア語週間」の取り組みの一環として、作家ダリオ・ヴォルトリーニとともにこのプログラムに参加します。
公式サイト:kyotowriters.org
ダリオ・ヴォルトリーニ
1959 年トリノ生まれ。言語哲学を専攻し卒業、音声技術を専門とするオリヴェッティの研究所「スピーチ&ランゲージラボ」で数年間働く。研究員を経て、ライターとしての活動に専念するようになる。小説のほか、演劇、歌、ラジオ劇、アーティスト向けのテキストも執筆する。
著書には、“Una intuizione metropolitana” (Bollati Boringhieri, 1990), “Rincorse” (Einaudi, 1994), “Primaverile” (Feltrinelli, 2001), アレッサンドロ・バリッコが劇場用に脚色した“Pacific Palisades” (Einaudi, 2017), “Il giardino degli aranci” (La nave di Teseo, 2022)などがある。
短編小説『エリザベス』は、アンソロジー『どこか、安心できる場所で 新しいイタリアの文学』に収録されている。(国書刊行会、2019年、越前貴美子訳)
最新小説 “Invernale” (La nave di Teseo)は、2024年のストレーガ賞の最終候補作となった。