イタリア文化会館-大阪は、大阪大学 外国語学部 イタリア語専攻と協力し、同学部の学生を対象に、映画『ダンテ』(プーピ・アヴァティ監督・セルジョ・カステリット出演、2021 年イタリア、94 分)の上映会を開催します。
プーピ・アヴァティ
1938 年生まれ。1968 年に映画監督としてデビューし、今日、イタリアを代表する監督のひとりと称される。国際的な賞を多数受賞。
その監督としてのキャリアにおいて、心理ドラマからコメディー、また、ミュージカルからホラーまで幅広いジャンルを扱ってきた。
この時代劇においては、実際に起こった出来事から物語が始まり、史上最も偉大な詩人のひとりであるダンテ・アリギエーリの人格と人間性を思い描き、探究する。
あらすじ
1321 年、ダンテが亡命先のラヴェンナで死亡。
1350 年9 月、ジョヴァンニ・ボッカッチョは、ダンテ・アリギエーリの娘でラヴェンナの修道院の修道女であるベアトリーチェに、補償の印として金10 フローリンを持参するよう指示される。
長い旅の中で、ボッカッチョはベアトリーチェのほか、亡命の最後の数年間にダンテを保護し歓迎した人々、また逆に彼を拒絶し、逃亡へ追いやった人々にも出会うことになる。
「これまで私は沢山の映画作品の中で、人間が正常でいられることが、いかに例外的で、英雄的ですらあるかということを語ってきました。ですが、今回は逆に、崇高な天才にも私たちと同じく人生の苦悩があるということを言おうとしました。ダンテ・アリギエーリの人間性を語れたことは私が20 年間待っていた贈り物です。」(プーピ・アヴァティ)
映画『ダンテ』上映会
日時:2023年12月21日(木) 16時50分~20時
会場:大阪大学箕面キャンパス 405号室