欧州を席捲する驚異のピアニストがベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲演奏会をアルティで開催!「現代の最も優れたベートーヴェン弾きの一人」と称されるレオッタが、全曲演奏会としては異例の日程構成(※)でお届けします。
ベートーヴェンの真髄に迫る、これまでにない稀有な演奏会をお聴き逃しなく!
クリスチャン・レオッタ~プロフィール~
ロザリン・テューレックには「生まれながらの驚くべき音楽性を身につけたたぐいまれな才能」と、また、カール・ウルリッヒ・シュナーベルからは「古典派、ロマン派の作曲家の指示に対する彼の解釈は素晴らしくかつ完璧であり、彼らの意図を理解している」と評された。
カターニア生まれ。7才よりピアノを始める。ミラノのG.ヴェルディ音楽院のマリオ・パトゥッツィのもとで学んだ後、コモ湖のテオ・リーヴェン国際ピアノ財団及びオクスフォードのテューレックバッハ研究財団で学ぶ。
2002年にはモントリオールにて、若干22才でベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を披露するという偉業を成し遂げた。それは60年代にダニエル・バレンボイムが成し遂げた以来の出来事であった。以後、ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲演奏を、13回に渡り欧米の主要都市で披露。この芸術活動により2004年イタリア共和国大統領より功労賞を授けられる。
興業の成功と高い評価をうけ、2007年にはアトマ・クラシック社と全32曲の10枚のCDへの録音に取りかかり、2008年から2011年にかけてシリーズの内19曲のソナタが収められた最初の三部がリリース。国際的にも非常に高い評価をうけ、レオッタ自身「現代の最も優れたベートーヴェン弾きの一人」として評され、CDも「今まで世に出た一連の中で最も卓越した作品」とされた。
2010年にグアダラハラのデゴラド劇場でなされた、ベートーヴェンの5つの協奏曲、および合唱幻想曲の演奏において、新聞紙面では「レオッタは並外れている。激しく抗いがたいリリシズム、奏法と共に押し寄せる熱情」と評される。
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、RAI国立交響楽団、ミラノG.ヴェルディ交響楽団等と世界の主要ホールにて共演。
今期は5大陸でのリサイタルと、京都(日本)、ベルガモ、メッシーナ、トラパニ(イタリア)でのベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会を開催。ベートーヴェンの優れた演奏家として、多くの国や主要な都市において全曲演奏会を披露する初のピアニストとなっている。アルジェではアフリカ初、そしてバンコクではタイで初となる演奏会を成功させた。
2016年には、昨年カナダ・ケベック州のthe Palais Montcalmで録音された、ベートーヴェンのディアベッリ変奏曲を含む新しいCDがアトマ・クラシック社より発売される。