日本文化において神秘的な舞台芸術のひとつである能の世界へ、写真を通じて導く「旅路」です。
作品は、舞台上での演技だけでなく、能楽師たちの日々の修練、通し稽古、演者が舞台に上がる前に気持ちを調える鏡の間など、普段見ることのできない舞台裏の様子も写しだしています。
展示される写真は、一枚一枚職人の手で作られた日本の手漉き和紙にプリントされています。
ファビオ・マッシモ・フィオラヴァンティは1955年ローマに生まれました。
大学の現代文学科を卒業し、ローマのイタリア国立映画センターでの課程を修了後、イタリア国内外の雑誌、出版社、フォト・エージェンシーと協働し、プロの写真家としての活動をスタートさせます。