イタリアが生んだ2人の実力派ジャズミュージシャン、マルコ・ヴェッツォーゾとアレッサンドロ・コッリーナ。2015年の来日公演で優雅なアンサンブルを披露し、オーディエンスを魅了した両者が、今年の夏に再び来日を果たします。マルコ・ヴェッツォーゾは、トリノの名門ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院出身。ビッグバンドやブルースバンドでの演奏から、「サウンド・ペインティング」と呼ばれる即興パフォーマンスに至るまで、実に多彩なバックグラウンドを持つトランペッターです。2014年には全編オリジナル曲で構成されたソロアルバム「Jazz a Porter」をリリースしています。一方、ポール・ジェフリー・カルテットのメンバーとしても知られるアレッサンドロ・コッリーナは、ジャズシーンを牽引してきた重要人物たちと多数共演しているピアニストです。自身が所属するプロジェクトON AIRでは、これまでにファブリツィオ・ボッソやマックス・イオナータといった錚々たるジャズメンと共にアルバム制作を行っています。今回の来日公演は、世界を舞台に活躍する両者の卓越したパフォーマンスを楽しめる貴重な機会となります。生粋のジャズファンはもちろんのこと、一流のジャズに触れてみたい方も、ぜひ足をお運びください。
会場：Azul Terrace ( http://azul-umeda.com/ )
18:30開演
※ 予約:3,000円 +1,000円 (1ドリンク, 1チャーム)
※ ご予約・お問い合わせ：Azul Terrace (Tel.06-6373-0220)
Marco Vezzoso マルコ・ヴェッツォーゾ（トランペット）
イタリア出身のトランペット奏者。アルバ音楽学校にてマルコ・ベローネに師事し､10歳よりトランペットを始める。2001年にトリノの名門ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院にてディプロマを取得後、フラヴィオ・ボルトロ、ファブリッツィオ・ボッソ、パオロ・フレスなど世界的なトランペット奏者との共演を果たす。2014年にはキャリア初となるソロアルバム「Jazz a Porter」をミラノに拠点を置くMAPよりリリース。翌年、大阪で開催された「DIM 2015」では、アレッサンドロ・コッリーナとともにライブパフォーマンスを披露し、オーディエンスから大喝采を浴びる。当日の演奏を収めたライブ盤「Japan Live Tour 2015: The Osaka Concertが、日本の音楽レーベルDa Vinci Jazzよりリリースされている。近年は、ニース地方音楽院にて後進の育成にも努め、また一方では即興パフォーマンスの手法である「サウンド・ペインティング」にも力を入れるなど、各方面で精力的な活動を展開している。
Alessandro Collina アレッサンドロ・コッリーナ（ピアノ）
イタリア出身のピアニスト。ラ・スペツィア音楽院にてクラシックピアノを学んだ後、ニース地方音楽院に入学しジャズピアノを学ぶ。トロンボーン奏者ルカ・ベゴニア率いるカルテットへの参加などを経て、サックス奏者ポール・ジェフリーのヨーロッパツアーに同行。2009年にはポール・ジェフリー・カルテットのメンバーとして、セロニアス・モンクのトリビュート盤「We See」を発表している。また同年には、ペトルチアーニ兄弟より招待を受け、フランスが誇るジャズピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの没後10周年を記念した演奏をイタリアの主要なジャズフェスティバルで行っている。これまでにファブリッツィオ・ボッソ、ジャンニ・バッソ、エマヌエーレ・チーズィなど、世界的なアーティストと多数共演。マルコ・ヴェッツォーゾとともに出演した「DIM2015」では、優雅なアンサンブルを披露し、オーディエンスを魅了した。