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【展覧会】 『ウィトルウィウス的女体図』 アデーレ・チェラウド

『ウィトルウィウス的女体図』

会期 7月22日(月)~7月29日(月)
7月22日(月)18:00 より オープニングイベント(完全招待制)  

7月22日よりボールペン・アーティスト、アデーレ・チェラウド(Adele Ceraudo)の代表作『ウィトルウィウス的女体図』が複写されたA3サイズ作品が展示されます。女性の体のモチーフは鑑賞者の知覚や感覚だけではなく、感性や感情を刺激する社会的メッセージ性が込められています。女性の喜怒哀楽を描写した線画は女性の身体と精神を尊ぶアートであります。

プレス: Gazzetta di Milano 記事

アデーレ・チェラウド

1972年コゼンツァで生まれる。美術高校卒業後、フィレンツェで建築を学びながら線画と調和を追求した。のちのちグラフィック、イラスト、演技なども含める彼女のアート作品を特徴づけることとなる、絵の勉強を極めた。
2007年《Nudi a penna》でデビューをするのはコゼンツァだが、アーティストや、美術史家、財団、イタリア及びインターナショナルなギャラリーを知り、コネクションを持ち始める街はローマである。2009年時計の画廊 (Galleria dell’Orologio) で《Just wearing Ink》を出展し、同年バルセロナでも作品が展示される。それと並行して現代美術コンクールへの参加や、著名なアーティストとのグループ展、ローマの聖サルバトーレ・イン・ラウロのグレコトマストロヤンニ美術館で行われた「Fabula in Arte」のようなチャリティーオークションへの参加も怠らない。
2010年Talent Prizeの決勝進出者として、ローマのクイリーノ劇場のホワイエとチェントラーレ・モンテマルティーニ美術館で彼女の作品が展示される。同年コゼンツァのBretti e degli Enotri市立博物館では個人の作品が飾られる。Green Generation協会の会長としてアデーレ・チェラウドはイレーネ・ピヴェッティがアイコンとして起用されたローマの展覧会「Battiti-con le donne, per le donne」のプロモーターを務めた。
第54回ヴェネツィアビエンナーレのカラブリアパビリオンに参加。ヴィットリオ・スガルビ監修ヴェネツィアで開催された展覧会「L’ombra del divino nell’arte contemporanea」にも出展する。
更にイスタンブール・インターナショナル・コンテンポラリーアートフェアの「イタリアのイメージ、世界のイタリア文化のアンバサダーアート (Immagine Italia, l’arte ambasciatore della cultura italiana nel mondo) 」に招待され、2011年以来コゼンツァのPalazzo de Brutiiの常設展示として聖フランチェスコ・ディ・パオラに捧げられた作品が所蔵される。
2012年ローマのオペラ・ウニカ・ギャラリーにてTakeaway Galley監修のプロジェクトの一環として、アデーレ・チェラウドはユダヤ人街の中の3x2x6の空間でBicのペン、大きな面積(3×2 m)のpvc素材のメッシュ、絵と言葉が印刷されたカーペットを使用した作品《Guardami》を制作。彼女にとってそれは初めてのインスタレーション作品となる。同じ年にフランチェスコ・ガッロ・マッツェオ監修、ラカルムーロ(アグリジェント)のカステッロ・キアラモンターノで《Eros…linguaggi plurimi del corpo》を展示。Kora Diffusione Culturale監修、ローマのマルグッタ通りで開かれた展示会「InassoLei」は、ジャンカルロ・ペラッツィーニのジェンダーバイオレンス反対を唱える著作「Omicidio dell’anima」の発表と共に行われた。また、アレッツォの第2回コンテンポラリーアートフェアに参加。
2013年フィウッジでヴィットリオ・スガルビとグループ展「L’acqua, la luce, la pietra」を開催。ローマのロ・スパツィオ劇場では女性殺害(femminicidio)に反対するNotte Rossa運動第1回の機会に、ベッタ・チャンキーニと並び劇場パフォーマンス《Blitz Artistico》を披露する。
連帯感を深める様々なイベントへの参加や、社会や文化的な利益に貢献するチャリティーオークションへの作品の寄付は、アーティストの人生の哲学において、なくてはならない道のりとして考えられている。
ミラノのfuorisalone 2014では作家の壁紙、Wallpaperプロジェクトへ参加するよう招待され、それをきっかけにアートとデザインを融合させる新しい道をたどり始めた。ミラノで新しい個展のオープニングセレモニーの最中、芸術的かつ社会的な強いメッセージから突き動かされた行動として、自身の作品《La Crocifissione》を破るパフォーマンスを行う。
2014年メルボルンでmadrina di G.A.I.A.というオーストラリアとイタリア間の芸術文化交流を目的としたプロジェクトに携わる。2015年過去の偉大な芸術家やイタリアの美術史に残る聖画像からインスピレーションを得て、女性をテーマに再解釈した《Le Affinità Elettive》を展示する。同年Arte Fiera Bolognaにも参加し、Bicペンを使ってライブで絵を描くというパフォーマンスをCulturaliaスペースで行った。
2016年アデーレ・チェラウドはスピーチの最中背景にビデオや絵の投影をする「TEDx Cesena」で彼女の人生とアートの道のりについて語った。
2017年ミラノで行われた、女性に対する暴力の反対でファッションとアートの業界を融合させたインスタレーションWall of Dolls(ミラノ)のような、女性殺害というデリケートな問題をテーマにしたデモやグループ展に参加する。また、ミラノのCsa Testoriでのグループ展「Arte contro la corruzione」、BIAS Biennale di Arte Sacra di Palermo、ミラノのSpazio 22で開催された「Works on Paper」に出展。Alighiero Boetti、Giovanni Gastel、Gustav Klimt、Mimmo Paladino、CY Twomblyなど有名なアーティストに並んで、ミラノのSpazio 81で行われたチャリティーオークション「Donne della Vite」と「Amani for Africa」に参加。
アデーレ・チェラウドはMatteo Basilé、Giorgio Possenti、Alessandro Rossellini、Dario Scaramuzzinoなどの多くの写真家と活動している。
パフォーマンス、写真、舞台、ビデオ、アニメーション、映画、音楽とアデーレ・チェラウドの作品やビジョンはますます相互的に影響を与えあっている。
アーティストは現在ミラノに住んで活動している。
www.ceraudoadele.com

  • 主催: イタリア文化会館-大阪
  • 協力: 大阪市、Asian Studies Group、Rotas Japan