ダンテ没後700年記念
チネテカ・ディ・ボローニャ – ボローニャ復元映画祭、京都ヒストリカ国際映画祭との連携による特別上映会
『インフェルノ』(1911年ミラノフィルム)は、詩聖ダンテ・アリギエーリの『神曲』の「地獄篇」をもとに当時の技術の粋を集めて製作されたイタリア最初の長編映画です。
薄暗い森で迷子になった詩人ダンテ、煉獄山の頂の救いの光に向かう彼に貪欲、傲慢、色欲の獣が立ちはだかる・・・地獄のイメージ、恐怖とバイオレンスを当時最先端の特撮技術と幻想的なモンタージュを駆使して表現した記念碑的作品を、2007年にイタリアのボローニャにあるシネテーク「チネテカ・ディ・ボローニャ」が同シネマテークのラボラトリー「リマジネ・リトロヴァータ」でデジタル復元し、ダンテ没後700年にあたる2021年のボローニャ復元映画祭で上映しました。
その作品を、今回は楽士:鳥飼りょうさんのピアノの生伴奏とともにご紹介します。
また、上映後のビデオアフタートークでは、チネテカ・ディ・ボローニャのカルメン・アッカプート女史が「インフェルノ」およびチネテカ・ディ・ボローニャの活動について語ります。
インフェルノ
監督 フランチェスコ・ベルトリーニ、ジュゼッペ・デ・リグォーロ、アドルフォ・パドヴァン
出演 サルヴァトーレ・パパ、アルトゥーロ・ピロヴァーノ、ジュゼッペ・デ・リグォーロ
※ 1911年 ミラノ・フィルムズ製作/2007年 チネテカ・ディ・ボローニャ修復/68分
[シアター上映]
●ピアノ伴奏: 鳥飼りょう
ビデオアフタートーク
●お話: カルメン・アッカプート(チネテカ・ディ・ボローニャ)
●日本語字幕: 柴田幹太(京都ドーナッツクラブ)
※ 詳細はヒストリカ公式ホームページをご覧ください
[オンライン上映]
オンライン視聴についての詳細は、こちらをご覧ください: https://historica-kyoto.com/online-howto/