堺市でシニョール・ジジさんが講演と弾き語り
堺市主催の「多文化共生楽習会」において、イタリア文化会館-大阪の協力のもと、シニョール・ジジさんが講演と弾き語りをすることになりました。
ナポリは、豊かな音楽と演劇の伝統を誇る街です。そのような芸術的環境の中、『オ・ソーレ・ミオ』、『帰れソレントへ』、『サンタ・ルチア』、『フニクリ・フニクラ』等の世界中で知られているカンツォーネ・ナポレターナ(ナポリ大衆歌曲)が生まれました。今日でも、この分野は盛んで、30,000曲以上のカンツォーネ・ナポレターナがSIAE(イタリア著作者出版者協会)に登録されています。1つの街で作られたことを考えると、これは膨大な数と言えます。
この多文化共生楽習会では、歌手兼ギタリストのシニョール・ジジさんによる代表的なカンツォーネの弾き語りを通して、ナポリ大衆音楽の魅力的な歴史を回想します。
お申し込み先、お申し込み方法、受付開始日などその他詳細については堺市の公式ホームページ( http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/jinken/jinken/koen_event/event/tabunka.html )をご覧ください。
シニョール・ジジ
日本に住んで12年。ナポリのマエストロ、ジャンニ・パラッツォの元7才でクラシック・ギターを始める。ジャズ・ギターをフランコ・ムッシーダ氏、ハープ・ギターをステファン・グロスマン氏(ローマ)、ボサノバ・ギターをアレン・アゼベドドス・アンジョス(ブラジル)より学ぶ。現代作曲科課程を卒業(チェントロ・エウロペオ・トラスコラーノ)。イタリアの作曲・編集者協会(SIAE)に所属。イタリア国営放送ライにて自身のオリジナル曲がドキュメンタリー番組のサウンド・トラックとして使用される。1980年代から1990年代に行ったリサイタル『トレド』は世界30ヶ国の約250の劇場で開催。ギターとヴォーカルだけのカンツォーネ・ナポレターナのCD4枚を、イタリア、オーストラリア、スイス、アメリカ合衆国でリリース。帰れソレントへの日本ヴァージョンはイタリア国営放送ライでフランク・シナトラ、ディーン・マーチンのヴァージョンと共にイタリアン・ナポリタン・カンツォーネのアーカイブに保存されている。芸術的功績としてアヴェルサ市(イタリア)からドメニコ・チマローザ賞を贈られる。存命の音楽家としては稀だがナポリタン・カンツォーネの百科事典に掲載されている(vol.4の554ページ目)。京都外語大学イタリア語学科でイタリア伝統演劇の講師も務める。
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