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ビデオ講演会:ベネデット・クローチェと日本/國司航佑

Prof. Kunishi

20世紀を代表するイタリアの哲学者ベネデット・クローチェの思想は、戦前のわが国においてさまざまな人に大きな影響を与えました。芥川龍之介や川端康成といった文豪、平泉澄や羽仁五郎などの著名な歴史家、そして学徒出陣で命を失った青年たちまで……。彼らのクローチェ作品との出会いを紹介しつつ、この動画では、日本におけるクローチェの受容の歴史の一端をお見せしたいと思います。

 

▶ご視聴はこちら:https://eventionline.net/artist_video/s371/

 

國司航佑(くにし こうすけ)

1982年東京都生まれ。2010年から2011年にかけて、ナポリ、イタリア歴史研究所およびイタリア哲学研究所で研究を行う。2015年、京都大学で文学博士を取得。現在、京都外国語大学准教授。専門はベネデット・クローチェの美学と文学批評。近年はジャコモ・レオパルディの詩と哲学にも関心が広がっている。主な著書に『哲学の詩――ベネデット・クローチェとイタリア頽廃主義』(京都大学学術出版会、2016年)、Note sulla storia della ricezione dell’estetica di Croce in Giappone («Filosofia italiana»誌、2022年)などがある。2020年、レオパルディ『断想集』(幻戯書房)日本語訳により、イタリア文化会館-東京主催の須賀敦子賞(翻訳部門)を受賞した。

  • 主催: イタリア文化会館-大阪