EUフィルムデーズは、欧州連合(EU)加盟国の在日大使館や文化機関が選りすぐった作品を一挙上映するユニークな映画祭です。今年は、各国映画祭で注目を集めた近年の話題作や日本初公開作品を含む全26作品をラインナップ。
それぞれのEU加盟国から生まれた新旧の映画を通して、欧州の多様な文化を体験する旅にどうぞお出かけください。
会期:2026年6月6日(土)~6月19日(金)
会場:ナゴヤキネマ・ノイ
公式ホームページ:https://eufilmdays.jp/year2026/
イタリア上映作品
イタリアからは、アリーチェ・ロルヴァケル監督の『墓泥棒と失われた女神』(2023年、イタリア・フランス・スイス、131分)をお届けします。
あらすじ
80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。彼は紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡をなぜか発見できる特殊能力を持っている。墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々。ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく…。
監督・脚本 アリーチェ・ロルヴァケル
1981年フィエーゾレ生まれの映画監督兼脚本家。姉は『ハングリー・ハーツ』でヴェネツィア国際映画祭ボルピ杯を受賞している女優のアルバ・ロルヴァケル。トリノ大学で古典を、トリノの創作学校ホールデン・スクールで脚本執筆を学び、2006年、複数の監督が手がけたイタリアのドキュメンタリー作品『Checosamanca』に監督のひとりとして参加。
2011年、カンヌ国際映画祭の監督週間にプレミア上映された長編映画監督デビュー作『天空のからだ』で高い評価を得る。続く半自伝的作品『夏をゆく人々』(2014年)で第67回カンヌ国際映画祭の審査員グランプリを受賞。長編第3作『幸福なラザロ』(2018年)は第71回カンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞し、2019年にはカンヌ国際映画祭の審査員を務めた。
アルフォンソ・キュアロンが製作に参加した短編『無垢の瞳』(2022)は第95回アカデミー短編実写映画賞にノミネートされた。今回上映される『墓泥棒と失われた女神』もカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されている。