ベネデット・ルーポ ピアノ・リサイタル ロマンス
日時:2023年7月21日(金)19時開演(18時00分開場)
場所:ザ・シンフォニーホール
大阪市北区大淀南2丁目3−3
主催:イタリア文化会館-大阪 ザ・シンフォニーホール 後援:在大阪イタリア総領事館
プログラム:
ブラームス(生誕190周年)
6つの小品 op.118
ブラームス
4つの小品 op.119
シューマン
3つのロマンス op.28
シューマン
ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 op.22
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メッセージ
大阪の皆様の前で演奏できることを大変嬉しく思っています。今回は古典様式を扱う際の若きシューマンの苦悩と、その古典様式をブラームスが彼の最晩年のピアノ曲で放棄したことに注目しました。ブラームスの小品集op.118とop.119における心の奥底の痛みは老年期の苦々しさであるにもかかわらず、ときに若きシューマンの内面的苦悩へと帰結します。シューマンの3つのロマンスop.28を選んだのは、ロマンス第2番でシューマンは、ブラームスが多くのピアノ曲で好んで使用しているピアノの色を既に見出しているからです。最後はピアノソナタ第2番の若き激情で締めくくります。
ベネデット・ルーポ
1963年7月3日、南イタリアのバーリ生まれ。同世代のアーティストの中でも屈指の才能を持つと評されるピアニスト。1989年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでイタリア人として初めて銅賞を受賞し、世界の音楽界で注目を集めたのをきっかけに、イヴ・アベル、ウラディーミル・ユロフスキ、ケント・ナガノ等の有名な指揮者の招待で欧米の名だたるオーケストラと共演。精力的に演奏活動を展開し、リンカーン・センター(米)、サル・プレイエル(仏)、ウィグモア・ホール(英)、ベルリン・フィルハーモニー(独)等の世界の主要ホール、そしてタングルウッド音楽祭、イスタンブール国際音楽祭等の国際フェスティバルにも定期的に出演している。
欧米の多数のラジオ、テレビの収録に加え、TELDEC、BMG、VAI、NUOVA ERAレーベルでCDをレコーディング。2005年にはHarmonia Mundiからニーノ・ロータの「Concerto Soirée」(夕べの協奏曲)の新録音をリリースし、ディアパゾン・ドールをはじめ国際的な賞の数々を受賞した。
室内音楽者としても活躍するピアニストだが、指導者としても評価が高く、現在、サンタ・チェチーリア音楽院で教鞭を執る。ニーノ・ロータ音楽院ではベアトリーチェ・ラナも指導した。